10月7日(火)3年生道徳授業「カラフルな世界で」
3年生の道徳授業では、「カラフルな世界で」という資料を通して、「向上心、個性の伸長」をテーマに話し合いました。
資料に登場するのは、モデルでタレントの井手上漠さん、18歳、性別はなし――。漠さんは性別について「身体と戸籍は男性。心は男性でもあり、女性でもある。どちらでもあり、どちらでもない。LGBTQ(性的マイノリティー)の『Q(クエスチョニング:性的指向や性自認が揺れ動いたり、定まらなかったりする人)』にいちばん近いのかもしれないけれど、当てはめられたくない」と言います。
漠さんには小・中学生の頃、学校や子どもたちのなかで、「普通の子」として受け入れられなかった時期がありました。漠さんは「普通」という言葉にとらわれ、押しつぶされそうになりながら、何度も自分に問い直し、ありのままの自分でいることを選択しました。そして今は、キラキラ輝くような自分の生き方を発信することで、10年後の誰もが互いを認め合う優しい社会をめざしていきたいと考えています。
授業では、井手上さんの生き方を通して、自分や相手が「自分らしく生きる」ために、大切なことを考えました。生徒にはこれからも自分らしい充実した生き方を追求していってほしいと思います。
