1.学校日記

5月13日(火) 3年生道徳授業「あるレジ打ちの女性」

 3年生の道徳授業では、「あるレジ打ちの女性」という資料を通して、仕事への向き合い方について考えました。何をしても続かない女性が、レジ打ちの仕事を始め、次第に仕事をすることの喜びに気づき始めるといったお話です。道徳科の授業は、「自己を見つめる」ところから始まります。これまでの自分の経験やそのときの考え方、感じ方と照らし合わせながら考えを深めます。今回は事前に働くことについて生徒アンケートをとり、自分が好きなことやお金を重視して考えているという意見が多くありました。このことから、自分自身の働くことへの意識を見つめました。

 次に「物事を広い視野から多面的・多角的に考える」ことに取り組みました。物事を一面的に捉えるのではなく、生徒自らが道徳的価値の理解に基づき考え、様々な視点から物事を見つめて、主体的に話し合う場面です。この議論が、道徳性を深めていきます。「レジ打ちの女性が気づいた仕事の素晴らしさとは何だろう?」と登場人物の心情の変化を考えました。生徒は、「人から頼られたから」「お客さんにも楽しんでもらえる」「誰かのために働くことを感じた」「必要とされると思えた」など様々な視点で考えていました。

 保護者、地域の皆様はご自身の仕事の魅力はどのようなものとお考えでしょうか。私は昔でこそ教えることが好きだから教師になりましたが、今はとにかく様々な児童・生徒の人生に関われることに喜びを感じています。働くことの魅力を生徒が多面的にとらえられるように、小笠原中学校の3年間のキャリア教育を一層充実していきたいと思います。

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