5月27日(火) 3年生道徳授業「違うんだよ、健司」
3年生の道徳授業では、「違うんだよ、健司」という資料を通して、友達という存在について考えました。
転校生の健司と「僕」と耕平はいつもいっしょに過ごす仲になります。健司は,「僕」が耕平にいつも言動を合わせていることに対し、「そんなの友達といえるか」と問いますが、「僕」は「お互いに適当に合わせた付き合いがいい」と答えます。学年が上がっても3人はいっしょに過ごしていましたが、耕平がなんだか元気がない様子です。しかし「僕」は立ち入ってわけをきくことができません。そのうちに夏休みとなり,3人は健司のおばあさんの家へ遊びに行きます。そこで、健司のおばあさんとその親友のおばあさんたちにもてなされ、どんなにおばあさんたちが仲良しかを聞きました。その様子を見た耕平は、自分の祖母がもう長くないことを「僕」と健司に打ち明けます。お互いに心を開いた3人は、友情を深め、それを確かめ合うという話でした。
授業では、事前アンケートで9割の生徒が友達から注意されたことがあると答えた一方で、注意したことがあると答えた生徒は5割だったことに触れ、友達に注意するのをためらう理由について話し合いました。無批判に同調したり表面的に付き合ったりする存在でなく、互いに励まし合い、高め合う存在であることの自覚を通して、友達を一層大切にしようとする気持ちを強くしてほしいと思います。